【また聞き特集:モチベーション03】モチベーションを復活させるための考え方

なかなか休めない日本人

Photo by Jeremy Bishop on Unsplash Jeremy Bishop

ビジネスにおいて、モチベーションは重要なポイントです。
例えばそれは他人からの賞賛であったり、昇進であったりと、人によってそれぞれ異なることでしょう。

自分自身の期待値から下がった際には、何らかの対策が必要になることもあります。

以前も休暇について少し触れましたが、今回も休暇の重要性について別の観点から触れてみましょう。

日本人は特に休みがヘタと言われていますが、長期的にモチベーションを上げ続けていくためには、上手な休息が不可欠です。

休みベタは生産性を下げストレスを生む – 明日に疲れを持ち越さないプロフェッショナルの仕事術より

日本人の有給休暇の取得率は50%

厚労省が出している「有給休暇ハンドブック」によると、日本人の有給休暇の取得率は、約50%だそうです。せっかく与えられている休む権利の、たった半分しか消化していないのです。  そのハンドブックによれば、「新しい技術への対応や独創的なアイデアは、ストレスの解消などやリフレッシュがきちんとでき、生きがいの持てる生活、働きがいのある職場から生まれてくる」とし、休暇の取得促進によって、企業にとっても以下のような経営効果が生まれるとしています。 ① 業務を円滑に引き継ぐためには、業務の内容、進め方などに関する棚卸しを行う必要がありますが、その過程で業務の非効率な部分をチェックすることができます。 ② 代替業務をこなすために従業員の多能化促進の機会となります。 ③ 交替要員が代替業務をこなすことができるかどうかの能力測定の機会になります。 ④ 交替要員への権限移譲の契機となり、従業員の育成につながります。 ⑤ 休暇の有効活用により、休暇取得者のキャリアアップを図ることができます。

自分が思うほど会社や上司はあなたを見ていない

まじめな人ほど、休むことに対して罪悪感を抱きますが、上司はその部下が休んでいることをそれほど意識してはいません。「あれ、きみ1週間休んでたんだ」ぐらいの認識だったりするのです。ある意味ずうずうしい人ほど得をする面があるのです

アメリカのエリートとつき合っていて驚くのは、休むときには完全にネット環境からも離れることができることです。シスコシステムズに勤めていたときに、猛烈社員と言われていた人でも、「一週間キャンプに行くから連絡がつかないよ」と平気で口にしていました。  日本のビジネスパーソンを見ていて感じるのは、集団と同じことをしていないと挫折感を感じる人が多いということです。皆それぞれ違っていいと頭では分かっていても、根本では人と同じでいたいという欲求があるのです。これは根深いものと思わざるを得ません。

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仕事のやり方を学んでいくのと同じく、あるいはそれ以上に、休みの取り方も企業として社員に教育していくことが日本企業においては特に重要かもしれません。

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