【また聞き特集:家事10】 家事が不得意だった男性の取り組み

Photo by Brooke Cagle on Unsplash
Photo by Brooke Cagle on Unsplash Brooke Cagle

ある40代男性会社員の話です。私ではありません。
既婚ですが土日は奥様が仕事をしているため、子供の面倒から掃除、洗濯、料理すべてをこなしているそうです(ここが私と違う。すべてはムリっす。すみません)。
この男性も、家事と言われる分野は不得手だったそうです。独身時代も初めから何でもできたわけではありません。学生時代には料理が出来ずに毎日コンビニや弁当屋さんで弁当を購入したり、掃除関係は一番苦手で半年もしなかったりと、とにかくズボラだったそうです。

原因はいろいろありますが、とにかく時間が掛かるため嫌で、出来ればしたくない分野だったそうです。
今では子供の面倒を見ながら家事をしないとどうにもならないためやるようになりましたが、始めに頭を悩ませたのがとにかく時間が掛かると言うことだったそうです。初めの頃は不慣れなせいもあり、掃除や洗濯、買い物、料理でほぼ半日終わってしまうような形で、子供が赤ん坊の頃にはオムツ交換やミルクあげで自分の時間など日中は殆どなかったそうです(共感)。

「専業主婦の人は毎日こんなに大変な事をしているんだ」 とつくづく思ったそうです。
こんなに時間が掛かることを毎日する気にはなれなかったので、時短することを考えました。一つのことが完全に終わってから次のことをするのではなく、とにかく同時進行にすることにしたそうです。洗濯や料理などは洗濯機を回したら、料理の下ごしらえが終わったところで掃除をする。毎週毎週やることをルーチン化し、体に覚え込ませることで自動的にこれが終わったらこっち、こっちが終わったらあっち、と「考えなくても出来る様になった」ことが大きなポイントだったそうです。

結果、時間も半日掛っていたのが2時間ほどで終わるようになり、自分の時間も取れるようになったそうです。
今では子供も手が掛からない年齢になったので手伝いを頼むようになり更に時短になっているそうです(ウチはまだまだあと5年くらいは手がかかるかな・・・)。

ガンガン転ぶ赤ちゃんを少しだけ受け止めてくれるジョイントマット

無防備で頭から転ぶ赤ちゃんがケガしそうで怖い

赤ちゃんと二人きりでいる時に、赤ちゃんが「ごん!」と転んだ経験はありませんか?
うちはしょっちゅう転んでいます。
特に寝返りを打ち始めたばかりの時や、腰が据わってつかまり立ちをしだした時に、子供が「ごん!」と転んだ経験をしたお父さんお母さんはたくさんいらっしゃると思います。うちの3人の子供達も転ばなかった子はおらず、何度か転ぶことで危険を学んで慎重に腰を下ろすことを覚えていきました。

赤ちゃんと二人きりの時間は自分時間としても重要なところですが、これでは自分時間どころか家事や育児そのものも怖くてなかなか手をはなすことができません。

赤ちゃんはよく転ぶもの・・・って言ったってさ。

そうは言っても、自分の手の届かないところで「ごん!」という音と瞬間に出くわすのはとても気持ちの良いものではありません。万が一大怪我をしたりとか、後遺症が残ってしまったりしないかと心配です。

病院へ連れて行くべき目安は「血が出てる」かどうかよりも「吐く」とか「返事をしない」とか「目がうつろになっている」と言った症状が出た時が要注意らしいです。

うちの子はベビーサークルに入れるとなぜか泣く

ウロウロされても怖いのでベビーサークルに入れておきたいのですが、入れるとなぜか泣きます。親と引き離された・・・と思うようです。ちなみに一番上の子と二番目の子のどちらかが一緒にベビーサークルに入ると、少し落ち着いて遊びだします
(むしろ、上の子たちの方がベビーサークルにボールをたくさん放り込んで楽しんでる)。

どうにかして、自分と子供の距離をあまり空けずに、うっかり転んでも衝撃を和らげる方法はないか・・・と探していました。

ジョイントマットは本当に買ってよかった。安心。

我が家では、リビングの子供達がいるスペース全体にジョイントマットを購入して敷き詰めました。広い家ではないので、3〜5畳分もあれば十二分です。こんジョイントマットのおかげで、「ごん!」という音が「どん」くらいに軽減されました。最初のうちは転んだことにびっくりして子供が泣き出していましたが、楽しくて遊んでいる時は「どん!」と転んでもむくりと起き上がってそのまま遊び続けるくらいの衝撃吸収度を発揮してくれています。

オムツを替えたり子供達を遊ばせたりする時も、ジョイントマットの上をよく活用します。そのまま床の上よりも冬は冷たさが和らぎます。

掃除もしやすく、少し何かをこぼしたりおもらしをしてもすぐに拭き取れば解決。
それほど高いものではないので、床の修理よりも簡単に取り替えることもできます。

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自分が育児休業中に救われた育児アイテム10選

男性として育児休業を取得して1ヶ月を超えました。
実際にやってみると家事・育児はやることがたくさんあるなぁとお約束の実感を得ながら休憩中です。

育児中に自分時間を創るには、子供との時間を大切に密度高くすることが大切と考えます。また、自分自身の休みも大切です。赤ちゃんの機嫌次第で休める時間も変わってしまいます。そのため、休みの時間も質高くすることも、とても大切です。

さて、この育児休業中にとても助かったグッズをまとめてみました。
使っていく中でリピート購入したり、他のお父さんお母さんにも評判が良いので、まずまずのグッズたちだと思います。

1. バランスボール

  • エクササイズでよく使われる大きなゴムボールです。
    赤ちゃんを泣き止ませる、寝かしつける時に効果絶大です。

    • 手順
      1. 赤ちゃんを抱っこして、自分ごとバランスボールに座る
        特に赤ちゃんの頭から背中にかけて、がグラグラしないように注意。
        (念のため揺さぶられっ子症候群対策。極端に激しいバウンドをしなければ問題ないとのこと)
      2. 軽く、自分ごとバランスボールではねる
  • うちの子供達はみんなこれでだいたい10分以内で寝ます。
    寝ない時はお腹が空いているとか、オムツ変えてほしいとか、違う欲求が強い時でした。

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2. ビーズクッション

  • 無印良品などで販売している、大きな四角いクッションです。
    赤ちゃんを休ませたり、自分自身が休む時に使いました。
  • 使い方その1 – 赤ちゃんを寝かせる
    • 「1.」のバランスボールである程度眠ったら、ビーズクッションにそっと置きます。平らな布団よりも背中スイッチの反応が少なく、そのまま眠ってくれます。
    • 赤ちゃんを置くときは(布団に置くときも一緒のやり方)、片手は赤ちゃんのお尻に手を当てて、もう片手で首から背中を支えます。クッションに置いた瞬間はどちらも手を抜き取らずに、そのまましばらく手を当てたままにします。
      赤ちゃんが落ち着いて寝息を立てているのを確認して、お尻の手を少しずつ抜き取ります。もう片方の手も徐々に抜きますが、赤ちゃんの首の後ろあたりで必ず抜きとる手を止めて、また赤ちゃんが落ち着く(寝息が安定する)まで手を抜き取らずに待ちます。最後にそうっと手を抜き取って、首の後ろん空間が広く残っている場合はタオルなどを入れてあげてそうっとそのまま寝かせておきます。
    • 赤ちゃんを毛布に包んでからビーズクッションに置くとより安定しました。
    • 布団を敷いたりするのが面倒な時にも重宝します。
    • ビーズクッションの中央をぐっと押し仕込んでおき、くぼみにしておくと少し寝かせやすくなります。
  • 使い方その2 – 自分ごと寝て休む
    • 赤ちゃんをどうしてもうまく寝かせられない時もあります。
      そういう時に限って、だいたい自分も疲れていて少しでも休みたいところでした。その際に、ビーズクッションに自分ごと斜めに横たわって休んでしまいます。夜泣きが繰り返される時や、抱っこ紐ごと赤ちゃんを抱えていて動かしにくい時などは、ビーズクッションに斜めに寄りかかるだけでも随分違いました。
    • 真横に寝ようとすると赤ちゃんが起きてしまう場合も、ビーズクッションに斜めに寄りかかるくらいなら、そのまま寝てくれることもたくさんありました。

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3. タオル(バスタオルとハンドタオルの両方)をたくさん

  • おねしょする、食べ物をこぼす、汗をかくなどなど、育児にタオルは大活躍します。赤ちゃんを抱えている時に限って必要になるので、手元にいくらあっても困りません。ハンドタオル、バスタオルの両方とも余裕がある時はしっかりまとめて確保しておくことをお勧めします。
  • 自分が出産プレゼントでもらって嬉しいのは消耗品として必須となるオムツかタオルでした。

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4. 耳栓

  • 実は、私は子供の泣き声・叫び声がとても苦手です。
    特に2人以上の子たちが同時に大きな声で泣き出すと、本当にしんどかったです。仕事で疲れている時などはめまいがして立っていられなくなる時もありました。ゆっくり休めれば治りますが、泣いている子供がいる以上はそうも言ってられません。
    そんな時に、耳栓が本当に役立ちます。泣き声が聞こえなくなるというより、程よく聞こえるくらいになるので、泣かれていても家事・育児に集中できる感じでした。

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5. ウェットティッシュ

  • オムツとセット(お尻ふき)でよく使います。
    使い慣れてくるとご飯のお手拭き、こぼしたものの拭き取り、汚れ取りなどなどにも大活躍。
    育児に入ってからその有用性に気がつきましたが、大量のウェットティッシュストックは本当に助かります。
  • 市販の一般的なウェットティッシュはアルコールが入っているものもあります。
    育児(アンド家事)などに使う場合は水99%のお尻ふきに使えるやつを箱買いすると便利です。

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6. 抱っこ紐A – 両手が空くやつ

  • 料理、洗濯、掃除などなど、両手が空いていなければ作業できないものばかりなので、両手が空く抱っこ紐は必須です。
    カチンカチンと鎧のように装備する大げさな抱っこ紐は苦手だったのですが、長時間赤ちゃんと付き合っていくときには必須でした。
  • 抱っこの方が(赤ちゃんが見えるので)やりやすいのですが、作業をする場合にはおんぶもします。したがって、抱っこ紐は抱っこ・おんぶ兼用のものが良いと思います。

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7. 抱っこ紐B – 通称スリング(片手が空くやつ)

  • 両手が空く抱っこ紐の方が安定しますが、すぐに下ろすときやちょっと抱っこするだけ・・・の時のために、簡単な斜めがけの抱っこ紐があると便利です。
    これでも片手は空くので、コーヒーを飲んだり本を読んだりくらいは十分にできます。

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8. ホットカーペット

  • エアコンの暖かい空気はなかなか低いところに流れません。
    冬の赤ちゃんは床を這いずり回るので、立っている大人より温度が2〜3度違うこともしばしばあります。
    状況によってはホットカーペットを敷いておき弱モードで少し温めておくととても便利です。

9. ジョイントマット

  • 6ヶ月〜8ヶ月を超えて、つかまり立ちをするあたりからガンガン転ぶようになります。オムツを替える時も床にゴチンとすることがありました。
    ジョイントマットを引いておくと衝撃が格段に和らぎます。
    汚れも落としやすいので、影のサポーターとして大活躍しているグッズです。

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10. マッサージ機

  • 赤ちゃんを抱っこし続けると、普段使わないところが「凝って」きます。
    私の場合は首の付け根から背中の肩甲骨にかけてビシビシに懲りました。
  • 怖いのは、肩が凝る=血流が悪くなる=風邪などを引きやすくなる=しんどく、忙しくなる=子供を抱えながら作業する=もっと肩が凝る・・・というような悪循環です。
    育児休業を取ったばかりの時に、張り切りすぎて早速風邪をひきました。
    そのあと、無理に抱っこすることはせず、あえてある程度泣かせておき、少ししたら抱っこして寝かせる流れにしたところ、随分時間に余裕ができました。
  • どちらにしても方が凝るので、自分自身で体操することと、マッサージ機を併用することで一晩でとても楽になります。

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男性育児休業に苦労する

3人目の子供で、初めての育児休業。自分が育休を取得するとは夢にも思わなかった。

「イクメン」、「男性の家事・育児参加」などが少しずつ話題に上がるようになってきました。そんな時代でしたが、1人目、2人目の子が誕生した時は、自分が育児休業を取るとは考えもしませんでした。
今年で自分は40歳。実は家も建てたばかりで、人生最大の借金を契約した時です。子供が生まれた以上、むしろ自分の責任は重くなり、もっと収入を確実に増やしていかなければいけないと考えたくらいです。休んで収入を止めるなんて、もっての他でした。

一方、3人目の子が生まれた年が、ちょうど結婚10年目でした。40歳になったらさすがに若さや勢いを売りにしても限界が出てきます。
仕事の先行きの不安、自分のキャリアパス、人生後半でしたいことは何か。
今後のことを考えて、忙しい中でも勉強してみたり新しいことにチャレンジもしてみましたが、今ひとつ納得のいく手応えが足りない。

育児休業を取ることで、視点を変えてみたかった

同じ仕事と生活の延長上で今後の40代・50代・60代の自分の働き方が見えなかったこと、日々忙しくて考える余裕がどうしても少なくて悩んでいました。
家を買って子供達が3人も生まれて幸せなはずなのにどんどん余裕がなくなっていったことなど、自分でもどうすれば良いのかも悩んでいたところです。

読み漁っていた複数の本の中で、「優先順位をつける」「捨てる」「休む」ことが重要であると書かれていました。仕事の優先順位をつけて減らす努力をしていたのですが、残念ながら断ろうとしても増える一方でした。会社の仕事を優先順位付けして減らそうとしても、関係者の協力がなければなかなか減らすことができません。競争環境が厳しくなるので、より高い品質で多くの仕事をこなすことが求められてしまいます。

そんな中で3人目が生まれた時に、年度始めの3ヶ月間だけなら、育児休業を取ることが可能ではないか、と考えました。
比較的忙しくない期間の3ヶ月なら仕事のリカバリも可能で、周りも協力いただけるのでは・・・と考えました。
育休中は会社から給料が支払われませんが雇用保険から補助が出るようです。
収入ゼロよりはインパクトが軽減されることも、3ヶ月くらいなら休んで良いのでは・・と考えたきっかけの1つです。

つまり育児そのものではなく、お恥ずかしい話ですが自分自信の視点を変えてみたかったことが、一番の目的でした。

育休を取ってみたら、家族に喜ばれた

自分自身の視点を変えたかったのですが、むしろ家族にとっての私に対する視点が変わったようでした。3人兄弟の真ん中の子が、少し父親の自分に寄ってくる頻度が増えたり、妻の機嫌も良くなったりしたようです。

自分自身も3ヶ月というまとまった休みを取れたおかげで、いろいろと考えたり、試してみたりする時間ができました。

給料が支払われない恐怖

 

  1. 手当はあるらしいが、給料よりは減る。
    最優先は家族。じゃぁ・・・3ヶ月くらい休んでみよう。
  2. 給与が振り込まれないという初めての経験は、恐怖。
  3. 出費は変わらないどころか、むしろ増える。

やたら周りの人々が盛り上がって、よくわからない自分

  1. 男性で育休を取ることが、まだ珍しい。だから、珍しがられる。
  2. 今だから育休をとれた。正直営業職だった頃に取ることは想像しにくい。
  3. 応援してくれる人多数。やっかみも多数。良くも悪くも色眼鏡で見られる。

休んでみて、得られたこと

  1. やっぱり、休みは大切。固まっていた頭と身体が少しずつほぐれていく感じ。
  2. 子供が随分と成長していることにあらためて気づく。
  3. 結局、自分の性格で変わらないところは変わらない。