一言感想
対象が社内、加えて上司(決議者)であることを考慮しており、すぐに明日から活用出来るアイデアの多い資料作成術の良書。
所管
資料を作成する側は何度も自分の資料を見るのでついつい見落としてしまいそうなところを、上手に回避するためのアイデアが盛り込まれています。
つまるところ、伝えるべきポイントに絞るための経験値が読める、と考えると良いと思います。ページ構成や言いたいポイントをまとめておく手順、シンプルに絞るために色を工夫する、フォントのサイズもメリハリをつける、などなど非常に役立つアイデアばかりです。
ただし、これらのノウハウは自分自身で発表をする時の資料作成に限ると感じました。
自分の場合はマーケティングに関わっており、自分自身でプレゼンをすることもあります。また、関係者(代理店様)などにも発表資料を展開して使っていただくことも多々あります。
関係者に使ってもらう資料を作る場合は、本書のアイデアに加えて、資料をみる側だけでなく使う側も不特定多数であることを考慮して仕上げる必要がありそうです(例えば、シンプルにしすぎると発表者は違う認識で紹介してしまうこともある。ごちゃごちゃしすぎてもダメなので、バランスが重要な点など)。
どちらにせよ、ここ数年で自分もだいぶシンプル思考で無駄を省いてきたつもりでしたが、たくさんの学びが得られました。
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